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仮面ライダーが製作された頃には、ビスは+と−がありました。
今現在もドライバーにはプラスとマイナスがあるのに、ビス頭は全部
プラスになりました。マイナスのビス頭は消えてしまいました…。
工業の規格が変わりマイナス頭は締め付けの強度などの理由で
無くなったそうです。
仮面ライダーのマスクには覗き穴があります。
その覗き穴の裏側に透明スモークの塩ビ版が取り付けられていて
その取り付けにビスが使われています。
当時のビスの頭はマイナスビスだったのです。
手に入れるのが困難なので作る事にしました。
ホームセンターには真鍮製の丸頭の釘が売られていますので、
その頭に溝をつけて真鍮のマイナスビスにしてしまうのです。
一本一本手作業で溝を掘りました。
破損した時の事を考えて、マスク6個分で60本必要です。
頑張って溝を切りました…。 |
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Aタイプのビスの様子です。
片側4本のビスで塩ビ板が取り付けられています。
Aタイプではビス穴の加工で「ザグリ」が施されていてビスが一段奥
に入っています。このためビスの頭の塗装が剥げにくいのです。
Aタイプは全体的にキレイな加工で仕上げているように見えます。 |
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こちらがBタイプの様子。
ビス穴を開けてビスを差しただけなので塗装が剥がれていますね。
片側5本のビスで塩ビ板が取り付けられています。
ビス穴の左右位置の話ですが、下側中央のビスの後ろに欠けが
ありますね。塗装前の成形時の欠けのようです。
この欠け部分を避けるようにビス穴を開口したようで、左目の下と
右目の下ではビス穴の位置が同じになっていません。
この欠けが無ければ左右のビス穴のパターンは同じ位置に開いた
のだと思います。
まぁ、仮面ライダーのマスクは左右非対称なので気になりません。 |