気泡処理 第2原型の考え方

石膏型から抜けたポリパテ原型です。(第2原型)
ポリパテで成形したものを形状出しして完成に持って行きます。
完全に硬化すると固くなりますので、抜けたての状態で余白などを
切り取ったりバリを切ったりします。
大きな気泡を埋める段階で大きな形状修正も同時進行。
マスクを下から眺めて異常に気が付いたのです。
こういった理由で粘土で仕上げられないと書いたのです。
自信がないと…。
ポリパテ置換して第2原型として形状出しを続けるのです。
マスクの裏から粘土をあてがって土手にして、表面からポリパテを
盛り付けて形状を変えます。
この段階では豪快に作業した方が形状が出しやすいです。
色んな角度から確認して納得できるまで大胆に作業します。

因みに…Bクラブ掲載マスクも同じ個所を同じように修正しました。
FRPで成形した後にポリパテで修正したのです。
結果は輸送中の衝撃で破損して修正してもらいました…。
表面の大きな気泡や凹凸をパテを盛ったり削ったりで修正。
表面を削る道具は木工用の鬼目ヤスリを良く使います。
サンドペーパーはこの段階だと布ペーパーの80〜120番です。

この状態から4年放置していました…。
目次での説明の通りで、ライダーマスクのバリエーション展開の
コアモデルにするつもりでいたのです。
仮面ライダーマスクの特徴的な歪みを残しながらも細部は
全モデルへ改造できるようなニュートラルな造形で作ろうと
考えていたのですが…
目標のイメージが弱くなるのでモチベーションが…。
結果…放置してしまいました。

この2012年の状態から4年間放置しました。


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