石膏の作業…色々な手順が他でも見られますよね。
わざわざ解説が必要とは思わなかったのですが、質問も受けました
「毎回の作業結果が安定しない。」
「汚さないで作業するコツが知りたい。」
「石膏が苦手です…。」などですね。
ホームセンターで売られている「工作用石膏」での作業を詳しく
分かりやすいように注意して書いてみますので、参考にして下さい。
用意した水に石膏粉を投入するタイプでの作業方法です。 |
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先ずは広い面積を用意するところから…。
私はブルーシートを買ってくると切ります。新聞紙を広げた大きさの
少し大きいくらいですね。 |
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その上に新聞紙を広げると…こんな感じですね。
新聞は一部(一冊)必要です。4枚以上重なった状態で使います。
必ず水はこぼれますし、石膏粉が舞います。
新聞紙に水を吸わせて、下に浸透しないようにブルーシート。
広さはこれが適正なのです。何故なら↓ |
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1.水汲み場
2.石膏溶き場
3.作業場
この3つを間隔を空けて確保します。
床での作業も可能ですが、離して下さい。全部を手の届く範囲で
準備すると、必ず事故が起こると考えて下さい。
床作業の場合は自分自身が中央に座って下さい。 |
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準備品
雑巾
プラスプーン(100円)
紙皿(100円)
お玉(100円)
泡立て(100円)
ゴムベラ(100円)
水汲み容器(100円)
密閉容器(100円)
ドッジボールを切ったボウル
石膏用のゴムボウルは高いです…が、自作できます。
ドッジボールを半分に切るだけです。この場合、最近売られている
薄いゴムボールは駄目です。丸い状態を維持しないのです。
おもちゃ売り場やスポーツ用品店でドッジボールを買いましょう。
紙皿に乗せると転がりませんよ。 |
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あまりお勧めしない作業風景です。
袋から直接石膏を取ると高確率で転倒しますよ!
転倒防止のためにも密閉容器に入れたほうが良いですね。
100円で買えるもので十分ですから。
こし網でパラパラ入れようと考えがちですが…これも良くない。
手早く投入して周りを汚さないためにも「お玉」がお薦め。
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こっちの方が事故は少ないと思います。
水の量は完成した石膏液の予想量に対して60〜70%です。
その中に石膏を投入して水面よりも石膏粉が勝つくらいが適量
なのです。
水面が乾いた石膏に覆われた感じですね。
普通のお玉ですくった方が早いです。
中央だけが高くならないようにボウルの側面にも入れる感じで
満遍なく投入しましょう。 |
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適正な濃度の石膏液はポタージュスープ位です。
水面に乾いた石膏が覆ったような適量になったら、一気に泡立てで
攪拌してクリーム状にしてしまいます。
物凄く泡立ちますが大丈夫ですよ。
サラサラなので泡は消えますから。
それよりも手早く溶かす事が優先されるのです。
でも、混ぜてから固まるまでには10分以上ありますので焦らずに
キレイなクリーム状の石膏液になるように混ぜましょう。
この後は対象になる成形方法によって作業が違ってきます。
型に流し込む場合はサラサラ状態で直ぐに流し込みます。
盛り付ける場合はプラスプーンで混ぜながら濃度が上がるのを
待って、乗せていきます。 |