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粘土原型を用意しますが、石膏をかけたくない部分には覆いを
します。
マスキングテープやクラフトテープ、ビニール袋には石膏が固着
しないので覆い(マスキング)に利用できます。 |
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時間が経過すると石膏液はソフトクリーム状に粘ります。
それまでの間はポタージュ状なので下に流れ落ちますから
何度も繰り返しかける事になります。
原型の側面には指で塗りつけて馴染ませます。
一番下に時間経過と石膏の状態の変化を書きましたので、
作業手順の参考にしてください。
(石膏の種類やメーカーによって時間は違います。目安です。) |
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固まるまでの間は下に流れた石膏をもう一度上からかけてもOK。
その場合、ビニールなどに落ちた石膏と紙の上の石膏で違った
変化が起こります。
新聞紙などに石膏液の水分が吸収されると硬化が早くなります。
原型の垂直面への食い付きに利用します。
原型の上部ばかりが分厚くなる時に、新聞紙の上の石膏液を
石膏の薄い面に指などで食い付けます。
指に付着した石膏液は雑巾で拭いてください。
(雑巾は最終的に捨てます。) |
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石膏の作業に使う「スタッフ」という素材です。
積層する石膏の間に封入して強度を上げる物です。
必ず必要なものではありません。
形状的に割れやすい場合に破損防止のために混ぜ込むのです。
(石膏型も軽量化できます)
散らばると邪魔なので、容器の中にほぐして用意します。
5cmくらいの長さに切って繊維方向を混ぜて絡ませます。 |
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指が汚れると固まり始めた時に作業性が落ちます。
割り箸で摘んで石膏液の中で良く混ぜて、そのまま箸で掴んで
石膏型に乗せます。
その後、スプーンですくった石膏を乗せてスプーンの背でグルグル
気泡を押し出すようにすると上手くいきます。
繊維で石膏が流れにくくなるので作業性が上がる?
上手く利用するようにしています。
石膏型の表面で箸で撫でて気泡を抜きつつ均して密着させます。
ゴワゴワした繊維の中に気泡が残ると逆効果で強度が落ちる。
スタッフも水分を吸いますので、石膏液は早くソフトクリーム状に
変化します。
作業スピードを上げたい時に変化を利用してください。
スタッフの封入層は石膏型の中間層が理想なので、石膏作業を
2回に分けて中間層を狙って石膏に乗せます。
(理想は石膏の厚みを1cmとして5mm位で入れて5mmで完了) |
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タイミングを覚えれば石膏の変化を利用して表面を均せます。
ソフトクリーム状になってから硬化が始まります。
3〜5分後にバターのような硬さに変化します。
この時に表面を均せます。
5分くらいで発熱して硬化します。
ただし、室温や湿度の状況によって大きく変化します。
石膏液の変化
0分 ポタージュスープ状
10分後 ソフトクリーム状
5分後 バター状
5分後 固形 発熱開始(クッキーのように崩れるので注意)
(石膏の種類やメーカーによって時間は違います。目安です。) |