Oシグナルを自作する

昔の工場機械などに使うパイロットランプがマスクの部品に
使用されているのです。
右が昔生産されたランプで、左は現在流通している復刻版。
直径やネジ径は同じなのですが材質がプラになり、表情も少し
変わりましたねぇ。
その変化が気に入らないのではなく、マスクが95%なので…
ランプも縮尺したいのです。
ソケット部分を自作する事にしました。
回転体を作る方法で簡単な方法と言えばドリルチャックに固定して
回しながら削る方法ですね。
モーターツールのビットには回転ノコがあります。
軸部分にパーツを固定すればドリルで回せるのです。
プラバンの方にはワセリンを塗り、ポリパテを盛り付けてから
回転させて削れば加工できるのです。
ワセリンを塗っておいたプラバンパーツを外し、更に回転させながら
エッジの加工もします。
こんな風に縮小版のパイロットランプが出来ました。
エッジの幅などは磨きながら微調整していきます。
パテやサーフェイサーで表面処理をしたら…
粘土に埋め込んでシリコーン型を作成するのです。

左の2パーツはソケット部分ですが、リングのエッジに気泡が入ると
困るので粘土に角度をつけて斜めに埋めています。
型を合わせた時に角度が付き、気泡を逃がしやすくしました。

原型の表面が荒れるのは困るので粘土部分にだけ離型剤を
塗ります。使用しているのはバリアコートです。
片面のシリコーンゴムが固まりましたので、一度掃除します。
バリアコートが剥がれて汚くなるのです。
一旦除去してから薄く塗りなおすことにしています。
この方法をキチンと行うとバリが減るのです。

湯口と湯道(ゲート)を粘土で作りました。
型の完成後に彫刻刀など刃物で彫る事もできますが…
湯道は当然、太い方が流れやすいのです。
困難なほど細かい作業でなければ粘土で作るようにしています。
もう片面のシリコーンゴムも固まりました。
枠組みのブロックを解体していきます。

この青いツールはスナップフィットのガンプラなどを分解する工具。
自分は枠組みブロックの解体にも使用しています。
便利ですねぇ。
両面ともに奇麗に掃除します。
原型も万が一型が破損した時に必要になりますので、掃除します。

型を合わせて水を注入し、取り出せば内容量の計量が出来ます。
レジンキャストの必要量の目安になりますね。
その場合は、完全に水気が乾いてから注型しないと水分に反応し
レジンキャストが発泡します。注意ですね。


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