レジン注型時の気泡への対処

シリコーンゴム型にレジンを流すと気泡が出来ることがあります。
型の中をレジンが流れる時に気泡を巻き込みながら走ります。
幅のあるパイプ状の道だけならば気泡は出口に押し出せます。
でも、複製品は必ずしもシンプルな形ではありませんね。
写真のような薄いエッジ部分には気泡が残りやすいものです。
注型後にゴム型を表面から叩いて振動を与えて気泡を逃がす。
一番簡単な対処方法ですが、必ず抜けるとは限りません。

意外と簡単な対処法があります。ベビーパウダーです。
ゴム型の気泡が出来る部分に綿棒で薄く塗るだけです。
気泡が出来ませんでしたね。パウダーを塗っただけですよ。

何故抜けるのか?
微粉末は液体を染み込ませる性質があります。流れてきた液体の
先頭をパウダーが吸います。
すると…後ろから流れてくる液体の勢いが増します。
結果的に、その湯道の流量が増し勢いよく流れ…気泡を巻き込み
一気に出口に流れるのです。


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