Bタイプに似せながらマスクを組む

まずは目玉の位置の確認をしてみました。
Bタイプの場合、目玉の外周はマスクに接地します。
そうなのですが…このマスクの原型は自作のAタイプの複製です。
Aタイプの目の周りもパテで膨らんだ状態なのですから、これではダメです。
一段削った位置に合わせないとBタイプになりませんね。
その後、周囲をパテで成形してBタイプに似せる事になります。

顔面が離れた状態では上手く表現できませんから確認だけです。
マスク状に組み立ててから目玉の作業を行います。
ヤスリで削ったりサンドペーパーで荒い作業を行いますから、マスクの
成形は頑丈にしておく必要があります。

目玉の作業は後回しにして、マスクの成形から進めていきます。
顔面の角度などを慎重に検討して決めます。
画像や映像などでイメージをしっかりと掴んでからの作業になります。
表面からマスキングテープで止めて位置を決めたら、裏側からもテープで
固定します。
裏側のマスキングテープを4〜5枚重ねて貼ります。
一枚ずつ貼り足すように重ねていきます。
マスキングテープも4枚を超えたあたりから板状になり強度が増します。
プラバンのような強度まで出ます。

マスキングテープを重ねてから貼ると局面に追従し難くなりますので
一枚ずつ貼り足して厚くした方が良いと思います。
マスクの表面から接合部の溝へポリパテを擦り込んでいきます。
気泡が入ると割れる切っ掛けになりますので、奥まで入れていきます。
仮止めをマスキングテープで行っていますので、角度が変化しないよう
慎重に作業します。
表面側のポリパテが硬化したので、裏側のマスキングテープを剥がし、
裏からもポリパテを塗り込んでいきます。
接合ラインよりも幅広く塗ります。元のマスクと同じ素材であるポリパテで
固めてしまって同化させるのです。
一塊のポリパテとして硬化させるのです。
原型とはいえ荒い作業が続きますから、強度が必要です。
後頭部のパーツも同じ作業で裏表からポリパテを塗り付けて同化させ
強度を確保します。
上から見た時のアウトラインがキレイな曲線を描くのがBタイプの特徴。
Aタイプと同じ型から作ったパーツですが、組み合わせ方で表情が変わり
丸く成形できるものです。
まだ完全に固まっていないので似せていく作業は硬化後です。

目玉の角度と位置。
覗き穴のふちのライン。
クラッシャーの歪み。
鼻筋の幅・角度。
目の内側の三角形の形状。
眉間のしわ。
目の周りのパテ修正形状…

似せていく改造ポイントは多いです。
全部を行って完全なBタイプレプリカを目指します。


トップへ
戻る